LIFE Cook

人生を豊かにするために(料理ブログではありません)

Windows11にアップデートできないと思い込んでいた自作PCが、実はアップデートできた話

はじめに

なんとも間抜けな話だが、 AIのおかげで無駄な買い物をしなくて済んだ。

私がプライベートで使っているメインPCは2020年に自作したWindowsマシンだ。 その頃はまだWindows11がリリースされていなかった。

trycycler.hatenablog.com

これまでずっとWin11に必要なハードウェアスペックを満たしていないと思っていた。 いよいよWin10のサポートが完全に切れるということで、マザーボードを交換しようと考えていたところだった。

しかしその検討にAIを使っていたところ、現在利用中のマザーボードがWin11の必須条件を満たしていることを指摘された!

一筋縄ではいかなかったが、なんとか現状のハードウェア構成のままでWin11にアップデートできた。

自分のように古いCPUやマザーボードを使っている人はあまりいないかもしれないが、備忘録として残しておく。

そもそもWin10はまだ使えたのか?

Windows10のサポートは2025年10月14日で切れている。

しかし申請をすれば1年間はセキュリティパッチを提供してもらえるということなので、今日までそのままにしていた。

またWin11にさっさとアップデートしなかったのは、Windows Updateの画面でシステム要件を満たしていないと表示されていたからだ。

Win11のアップデートで問題だったのは、TPM 2.0*1に準拠したセキュリティモジュールが必須になったことだ。

TPMはチップセットやCPU内のSoCに搭載されたTPM機能をマザーボード上のファームウェアと組み合わせて利用するfTPMが一般的となっている。 そのため、マザーボードかCPUの交換が必要だと思っていた。

利用中のマザーボードはASUS TUF B450M-PRO GAMING、CPUはAMD Ryzen7 3700Xだ。

https://www.asus.com/media/global/products/jSk8IRCyhlOY7YOv/P_setting_xxx_0_90_end_692.png

Win11へのアップデート

OSメーカーの仕様変更に振り回されるのが嫌になり、これを機にマザーボードの交換と併せて古いマザーボードでLinuxマシンを立ち上げる計画も立てていたところだった。 価格.comのマザーボード・ランキングを見つつ、Geminiに相談したところ、まさかの返答が返ってきた。

結論からお伝えすると、「同じB450チップセットのマザーボード」に交換することはおすすめしません。 理由は、現在お使いのTUF B450M-PRO GAMINGも、本来はWindows 11に完全対応しているためです。マザーボード自体を買い替えなくても、設定を変更するだけでそのままWindows 11にアップグレードできる可能性が非常に高いです。

まさに青天の霹靂で、Win11へのアップデート作業を始めることにした。

TPMを有効にする

TPMの有効化はBIOS画面からできた。

BIOS画面でAdvance Modeの画面を表示し、AMD fTPM ConfigurationのメニューからEnabledを選択することで有効化できた。

BIOSのfTPM Configurationメニュー

セキュアブートを有効にする

これで一件落着かと思いきや、セキュアブートの有効化も必要なことが分かった。

Win11のシステム要件を調べるツールとして、Microsoftが「PC正常性チェックツール」を提供している。 これでTPM 2.0が有効になっていることが確認できた半面、セキュアブートが有効になっていないことも判明した。

support.microsoft.com

また、「Win+R」-> msinfo32と入力し、Windowsのシステム情報画面を開いたところ、 BIOSモードは「レガシー」、セキュアブートの状態は「サポートされていません」となっていた。

現在、BIOSモードにはレガシーモードとUEFIモードがある。 UEFI*2はBIOSに代わるミドルウェアだ。これもWindows11では必須になっているらしい。 UEFIモードにするには、ディスク・パーティションをMBRからGPTに変換しなくてはならない。

ディスク・パーティションは管理者権限で起動したコマンドプロンプトから、diskpartを実行することで確認できた。 案の定、メインのSSDがMBRになっていた。

C:\Windows\System32>diskpart

Microsoft DiskPart バージョン 10.0.26100.1150

DISKPART> list disk

  ディスク      状態           サイズ   空き   ダイナ GPT
  ###                                          ミック
  ------------  -------------  -------  -------  ---  ---
  ディスク 0    オンライン           465 GB      0 B
  ディスク 1    オンライン          1863 GB  1024 KB        *
  ディスク 2    オンライン          1863 GB      0 B        *
  ディスク 3    メディアなし             0 B      0 B

同様に管理者権限で起動したコマンドプロンプトからmbr2gptコマンドを実行することで、 ディスク・パーティションをフォーマットを変更することができた。

# validationが通るか確認
mbr2gpt /validate /disk:0 /allowFullOS

# validationが通れば、convertを実行
mbr2gpt /convert /disk:0 /allowFullOS

コマンド実行後、PCを再起動して、BIOS画面のAdvanced Settingを表示し、起動メニューを表示する。 そこで、「CSMの起動」を「無効」にすることで、セキュアブートのメニューが表示できるようになった。

BIOSのCSMメニュー

UEFIブートモードにする

セキュアブートメニューの起動オプションから、OS Typeを「UEFIモード」に選択するだけで切り替えることができた。

BIOSのセキュアブートメニュー

説明が前後して分かりづらくなってしまっているが、 CSMの無効化はディスク・パーティションの変更をしなくてもBIOS画面上で設定できた。 しかしその場合、セキュアブートメニューが表示されないばかりか、Windows10も起動しなくなってしまった。

そこでUEFIモードに必要な手続きをしたうえで、CSMの無効化(セキュアブートの有効化) → UEFIモードへの切り替えを行う必要があった。

ここまでの操作のあとにWindowsを起動すると、PC正常性チェックツールではWin11の必要項目を全てクリアできたことが確認された。

PC正常性チェックツールでは必要条件をクリア

Windows Updateの実行

ここまでできたのに、Windows Updateの画面上では依然としてWin11のシステム要件を満たしていない旨が表示されていた。

そこで、「Win+R」-> services.mscと入力し、Windowsのサービス画面を開いた。

ここからWindows Updateを再起動することができた。 その後PCを再起動すると、Windows Updateでのメッセージが変わったのを確認できた。

さらに、「更新プログラムのチェック」を手動実行すると、Win11のインストールが可能になった。

インストール自体はかなり時間がかかったが、ついにWin11へアップデートすることができた。

ASUS AI Suite IIIを削除する

これでめでたしかと思いきや、起動したWin11にて以下の警告が出るようになった。

このAMDRyzenMasterDriver.sysを調べたところ、ASUS AI Suite IIIというツールで使われていることが分かった。 このAI Suite IIIはWindows側からファンの回転数やCPU電圧、クロックの監視、オーバークロックの設定ができるツールなのだが、 これまで一度も利用したことがなかったので、削除することにした。

AI Suite IIIの削除はWindowsの設定UIから行い、AI Suite IIIのフォルダも完全に削除。 ドライバーについては、以下のコマンドでサービス登録も解除した。

# サービスとして登録されているか確認
sc query AMDRyzenMasterDriver

# サービス登録を解除
sc delete AMDRyzenMasterDriver

このあと、AsIO.sysも読みこめないと警告が出たので、同様にしてsc delete AsIOを実行した。 これで完全に警告も出なくなった。

おわりに

マザーボードを交換する必要はなくなったのだが、Linuxマシンを作ることはまだ諦めていない。 Microsoftの意向に振り回された今回の件に加えて、Appleについても仕事で使っているMacbook ProがOSアップデートでバッテリー保ちがめちゃくちゃ悪くなっているからだ。

何より、最近の生成AIブームでOpenClawのようなAIエージェントを自由に動かせる環境として、 Linuxマシンを一つ用意してもいいと考えていた。 今度はMini-ITXのマザーボードを使った小型のがいいと思っている。 そして、ローカルLLMで無課金でコーディングエージェントを動かせるようにするのが理想だ。

しかし残念なことに、Claude CodeのようなコーディングエージェントをローカルLLMでスムーズに動かすとなると、 40 ~ 60万円ぐらいのスペックが必要になってしまうらしい。

nowokay.hatenablog.com

とりあえず喫緊の課題だったWin11へのアップデートができたので、追々検討していきたい。

ヨーロッパの会社に転職して2年を経て

はじめに

去年から外資テックで働きはじめていて、なんとか2年目を終えることができた。 1年目を終えたときの気づきは以下の記事にまとめている。 今回は、2年目を終えての感想を綴っていきたい。

trycycler.hatenablog.com

仕事としては、ソフトウェアエンジニアとして日本に居ながら海外の開発チームにジョインしている。 担当しているプロダクトはグローバルに展開しているので、自分の仕事はそのローカライズということになる。 実際は、そこまで明確に決まっている訳でもなく、日本向け以外の機能の開発にも携わっている。

2年目の変化

AIの導入

今年の最大の変化は生成AIの業務への導入だろう。

うちはGoogleでもMicrosoftでもOpenAIでもAnthropicでもないので、 生成AIによるコーディングサポートが導入されるかはけっこう怪しかった。 他の会社もそうだろうけど、 生成AIを使うことで、自社のコードや社内機密が漏洩することを危惧していたので、 どちらかと言えば遅めの導入にはなったと思う。

しかし、一応テック企業の端くれでもあるので、この波に乗らずに取り残されることが危惧されたのだろう。 Github Copilotの利用が許可されて、いっきにAIの利活用に前向きになった。 他のAIサービスの導入や試験運用もされているが、一方でアクセスを禁じられているサービスもあったりする。

個人的にはGH Copilotの導入で、デバッグがいっきにやりやすくなった。 自分が担当しているプロダクトは長く開発されているもので、機能も満載、コードは膨大な数のクラスの山だ。 その中で自分があまり詳しくない機能のバグを解析するのに、Copilotとの壁打ちが役に立っている。

加えて、いち早くMCP(Model Context Protocol)の話題に気づき、社内勉強会で取り上げたことも良かった。 残念ながら勉強会は日本オフィスのメンバー向けに行ったものだったが、 その後、社内でもMCPの利活用が積極的にされるようになったので、 まだそれほど認知されていない中でMCPを紹介できたことで、チームに貢献できたと思う。

社内目標のスコープから日本市場が除外される

これはそれほどネガティブな話ではなく、昨年が特別だっただけのこと。

昨年は、日本市場でのビジネス強化が目標に設定されていたので、 会社全体として日本向けの機能拡充に注力していた。 自分が採用されたのも、それが理由の一つだったのだろう。

今年はそれがなくなったので、ある意味、通常運転に戻ったのだが、 日本向けのローカライズを担当している自分にとって、これは非常に都合が悪かった。 仕事がないのだ。

そもそもグローバルに展開するプロダクトの開発において、 特定の国に限定した要件は優先度が下げられることが多い。 また、自分の仕事について明確にローカライズ担当と決められている訳ではないのだが、 日本からジョインしている自分はチーム内でも勝手にローカライズ担当と見なされているらしく、 仕事がほとんど回ってこなかった。

そうなると、できる仕事は基本的にバグ修正になってしまう。 運よく担当したバグが未実装案件で、結果的に新規機能の開発に携われることもあったが、 花形の機能開発はほとんど海外拠点のメンバーに取られてしまうので、 歯痒い思いをした一年となった。

仕事の課題

海外拠点の開発チームに日本から参加するのは難しい

そういう訳で、自分はなかなか難しい立場にいる。 前回の記事でも書いたが、自分が所属している会社の日本オフィスはどちらかというと営業中心で、 プロダクトの開発に携わっているのは私ひとりになる。

日本オフィス内ではオンリーワンの存在なのだが、 海外の開発チームからすればタイムゾーンが異なるがために一緒に働きづらいメンバーの一人だろう。 おまけに何となく日本向けの機能開発要員として数えられているので、 それ以外の開発タスクを回してもらえないという憂き目にあっている。

開発部門の拠点がアメリカだったら、状況はもっと厳しかっただろう。 ヨーロッパなので、日本時間の夕方ぐらいからコミュニケーションが取れるのは不幸中の幸いだ。 以下の記事でも、日本から海外のサービス開発チームで働く難しさが語られている。

aajisaka.hatenablog.com

現時点では何とかやっていけてはいるが、 この状況下で今後のキャリアのつみ方がイメージしづらいのが困りものだ。

コードレビュー

全世界共通なのか、常にソフトウェア開発でボトルネックになるのがコードレビューだ。 前職では、コードレビューを避けたいがために、全開発工程をペアプログラミングで実施しているほどだった。

私自身も、1年目は自分のMerge Requestを誰にもレビューしてもらえなくて非常に辛い思いをした。 「他のメンバーに信用されてなくてレビューしてもらえないのではないか?」と悶々と悩ませられた。

実際には、コードレビューが進まない理由は以下のようなところだろう。

  • 他人が書いたコードを読むのは楽な作業ではない
  • コードレビューに対するインセンティブが無い
  • 知らないモジュールのコードはレビューできない

結局、悪意があってレビューを無視されている訳ではなかったので、 チームのチャットで何度もお願いすることで、レビューしてもらえることが分かった。

またレビューをしてもらうには、こちらも他メンバーのコードレビューをするのも重要だ。 自分はまだまだ理解が足りないコードが多いので、レビュー箇所のコードは元ファイルから読み込んでいって、 自分でその関連部分のクラス図を作ってアーキテクチャを把握してからレビューに臨むようにした。

note.com

その甲斐もあってか、詳しくないコードに対しても挑戦して、ちゃんとレビューしてくれる人材ということで、 他のメンバーから評価してもらえた場面もあった。 少しだが信頼を勝ち得たらしい。

現地法人の立場

自分が現在所属している会社のように、海外拠点で開発したプロダクトをグローバルに展開しているような企業で働いていると、 多かれ少なかれ直面する問題がある。 それはモチベーションの維持だ。

世界からすれば日本市場の重要性はだんだん低下していると思う。 元々、アメリカ、ヨーロッパ、そして中国と比べればマーケットのサイズは小さいし、 加えて人口減少、少子高齢化、上がらない労働賃金、それに伴う人手不足等々、 日本のプレゼンスが下がっていく根拠には事欠かない。

そんな中で、営業を通して挙げられる日本の顧客からの要望はプロダクトに反映されづらくなっていく。 下手したら今後の予算も削れらるかもしれない。

しかも厄介なことに、ガラパゴスな日本からの要望は世界的に見ても特殊なのだ。 そのため、プロダクトマネージャーの立場からすれば、 そんな一部地域でしか使われないような特殊機能の提供にコストはかけられないという判断になりがちだ。

「現地の顧客の声をうまく伝えるのが現地法人の仕事だろう」ということなのかもしれないが、 実際に辞めていく人がいるのも事実だ。 もちろん、辞める理由は人それぞれだろうけど。

自分にとってはこれまで働いてきた会社の中で、今の会社は一番働きやすいとは思っているが、 それでも今後のキャリアについていろいろ検討しはじめているところではある。

日系企業のソフトウェア内製化に思うこと

自分はこれまでずっとソフトウェア開発を自分の手でやってきた身なので、 筋金入りの内製開発派だ。

しかし、今の会社で働いてその考えもやや揺らいでいる。 その一番の理由は、開発メンバーの熟練度だ。 開発に参加しているメンバーは、アウトソーシングも含めてコードがバリバリ書ける人達ばかりだ。 そのため、開発の進み具合も早い。 事業戦略に合わせて、アーキテクチャを変更するような大がかりな変更が必要になっても、 それをゴリゴリ進めていく様は、 これまで働いてきた日系企業ではなかなか見られなかった。

自分の前職は、自動車部品メーカーでConnected Vehicle向けのサービス開発をしていたが、 同じ部署には、キーボードをブラインドタッチできないような若手、 「僕にとって、サーバーはパワポのスライド上に描く箱でしかないんですよー」と言っている人もいた。 彼らを多少教育して、無理やりソフトウェアの内製化をはかっても、 今の会社と同じようなパフォーマンスが出せるとは到底思えない。

かといって、開発を外部に頼れば解決するかというとそれも否だ。 ソフトウェア開発を外部に委託するのは、基本的にコストカットがしたいからだ(内製開発反対派は必ずコストを引き合いに出す)。 そのため、委託先は自社よりも給与レベルの低い会社になりがちだ。 しかし、給与レベルの低い会社が高い技術力を有しているだろうか。 そのような会社に自分達が期待するシステムが作れるだろうか。 そして、彼らが作ったシステムを委託元の会社が運用できるだろうか。

生成AIの登場によって、このあたりの事情も変わってくるかもしれないが、 テクノロジーについての専門知識を身に付けた人材が必要なことには変わりないのではないかと思う。 逆に言えば、専門知識を持つ人材がいないのに、ソフトウェア開発を行おうなんてのは甘い考えなのだ。 ソフトウェア人材を十分に確保できない企業にとっては、 外部委託も使いつつ、自社のソフト開発力を向上させていくことが最適解なのかもしれない。

おわりに

今年の終わりにはもう一つ大きな変化があった。 ついに自分の直属の上司も外国人になったのだ。 つまり、仕事の成果報告なども全て英語でコミュニケーションしなければならなくなった。

2年働いて、少しは英語でのコミュニケーションに慣れてきてはいるが、まだまだだとも思っている。 外資系企業では自分の成果をちゃんと主張することが重要とのことなので、 これをさらなる成長の機会にできればと思っている。

歯列矯正をはじめて1年が経った

はじめに

タイトルの通り、歯列矯正をはじめて1年が経過した。

はじめた時の抜歯治療への葛藤や自分なりに調べたことは以下の記事にまとまっている。

trycycler.hatenablog.com

歯列矯正治療はあと2年ぐらい続くはずなので、毎年経過内容をまとめておこうと思っている。 今回はその2回目として、治療をはじめて1年経った今、どのような変化があったかをまとめておく。

開始半年で交差咬合が治った!

前回の記事にも載せた画像だが、 この画像にあるように、自分の歯並びには一部、ちょうど左側の犬歯のあたりで、下顎の歯が上顎の歯より前に飛び出している箇所があった。

これを治すのが一番の目的だったのだが、 治療をはじめて半年で正常な並びに治すことができた。

最初こそ、歯の先端部分でわずかに上下の歯の順番が入れ替わるか、入れ替わらないかというギリギリの状態もあったが、 その後の半年の治療で完全に今の形で安定したと思う。

これまでは、ずれた歯並びの摩擦のためか、時々イライラを感じることもあった。 実際、左側の犬歯は削れてしまって、やたら尖ってしまっている。

そういった歯並びのずれからくる直接的なストレスからは早々に開放されることになった。 おかげで集中してるときやジムでのトレーニング時などに、無理なく歯を食いしばって力を入れられるようになった。

唇を咬んでしまうことがなくなった

これまでは食事をしている時に、うっかり唇を噛んでしまうことがあった。 「唇を噛む」というと少し表現が違う気がしていて、実際にはほおの内側に歯を刺してしまうというのが正しいかもしれない。

tda8020.org

それが歯列矯正をしたことでいっさいなくなった。 ただし、これは歯にワイヤーがついているため、口を動かす速さが無意識に遅くなっているせいかもしれない。 実際、食事にかかる時間は長くなった。

下唇が引っ込んだ(らしい...)

矯正前は、自分の横顔の写真を見ると下唇が前に飛び出しているのが気になったものだが、 これがかなり改善されて、引っ込んだらしい。

「らしい」としているのは他人からそう言われることがあったからだ。 仕事の同僚や自分の親から、以前より口元が引っ込んだという評価をいただいた。

抜歯をしているので、最終的には歯1本分の隙間を埋める分だけ引っ込むはずだ。 最初はその隙間が本当に埋まるのか半信半疑だったが、 1年経ってだいぶ隙間が小さくなったと思う。

既に3割ほどの隙間は埋まりつつあるので、残りの部分が今後の治療で埋まることを願うばかりだ。

クリニックに行く頻度が3週間に1回になった

他の方の歯列矯正の体験談を聞くと、3週間に1回の頻度で通院するのが普通らしいが、 自分の場合は最初は1カ月に1回の通院だった。

それがちょうど矯正をはじめて1年ほどで3週間に1回に変わった。 理由は特に聞いてないので、クリニック側の方針ということなのだろう。

それに伴ってなのか、矯正ワイヤーの締め付け力が以前にも増したように思う。 それまでは女性の歯科医師の方がワイヤーの取り換えを担当してくれていたが、 最近になって男性の医師(クリニックの院長)がワイヤーの締め付けを担当するようになった。 その際、男性の腕力でワイヤーを締めるので、歯がへし折れるのではないかとひやひやした。

ワイヤーを張り替えた直後は歯の痛みで硬いものを食べるのが難しくなる。 最初の頃は1週間ほどで痛みがひいたが、だんだん慣れてきて3日ぐらいで普段通りの食事ができるようになってきていた。 しかし、ここにきてまた痛みがひくのに1週間ほど要するようになっている。

職場の近くのクリニックにしてよかった

意識してそうしたわけではないのだが、 クリニックが職場の近くで非常に助かっている。

歯列矯正の施術は長くても1時間なので、 いつも仕事の合間に行っている。 おかげで面倒な手続きはいらず、 1時間離席を申告するだけで済んでいる。

矯正の辛みは相変わらず

歯列矯正で何が大変かって、食事をすると食べカスが歯とワイヤーの間に詰まることだ。

基本、何でも詰まるが、個人的には麺類を食べると、ワイヤーに絡まるように引っかかってしまうのが気分が悪い。 あと、ホウレンソウや玉ネギ、もやしなどの繊維系のスジがあるような野菜もしつこくワイヤーに絡まるのが悩みどころだ。

おかげで歯磨きは3ステップが必要になった。

  • 大きな食べカスを除去する
  • 歯磨き粉を使って歯を磨く
  • タフトブラシなどでワイヤーとの隙間や抜歯でできた歯の隙間をきれいにする

この3ステップを毎食後に行っている。 当然、めちゃめちゃ時間がかかる。

こういう苦労をしていると、やはり高額でもマウスピース矯正を試しておくのだったと後悔する。 マウスピース矯正の体験談では以下のような記事も見つけた。

blog.kushii.net

確かに、マウスピースと違って、ワイヤー矯正は四六時中、ワイヤーをつけっぱなしなので、 それによって治療が早く終わるようなことはあるのだろうか?

個人的には、唯一、改善されたのがゲルを使う必要がなくなったことだ。

最初の頃こそ、ワイヤーの金具があたって痛みが出ることがあり、 ゲルと呼ばれる半固形の物質で当たっている部分を覆うことでしのいでいた。

しかし、このゲルはそこまで粘着力があるわけでもなく、 自分で適当にくっつけているだけなので、すぐに取れてしまったり、 食事のときは取らなくてはならなかったりと面倒な代物だった。

それが歯列が後退したためか、ほとんど使う必要がなくなった。 歯科医師さんたちも、ワイヤーの先端を上手く丸めて、口内を傷つけないように配慮してくれているようなので、 そのおかげもあるのだろう。

おわりに

目ざといもので歯列矯正をはじめてから、他人の歯並びが気になるようになった。 そこで気づいたのは、年を取ってから歯並びが悪くなるケースがあることだ。 自分の両親がまさにこれで、 歯茎の下に埋まっている親知らずに押されて、 年月の経過に伴って歯並びがガタガタになってしまうらしい。

アラフォーになってからはじめたので、 歯列矯正をはじめるのが遅すぎた感は否めないが、 そういったケースを考えると今やっておいて良かったと思う。

1年後には矯正終了間近のところまで進んでいることを願う。

メッシュWi-Fiを試してみた

はじめに

引越しに際して、契約しているインターネット・プロバイダーから勧められて、 メッシュWi-Fiなるものを試してみた。

引っ越した当初は、インターネットの光ケーブルの端子が出ている場所が悪くて、 何とかモデムとルーターに接続できたものの、 自分の部屋だとWi-Fiがどうも弱くなってしまった。

今は回線の移設作業が完了し、 実際メッシュWi-Fiが無くても十分快適に使えるようになった。 しかし、移設前にSoftbankの勧誘を受けてしまい、 トライアルに申し込んだ次第だ。

メッシュWi-Fiとは

メッシュWi-Fiとは、下に紹介する記事によると以下の特徴がある。

  • 複数の機器を使って網目状のネットワークを構築する
  • 複数のサテライトルーターでメインルーターの分身を作り、ネットワーク範囲を広げる

nttdocomo-ssw.com

Wi-Fiの中継器も市販されているが、性能面ではメッシュWi-Fiの方が優れているということだ。

しかし、実際にプロバイダーから送られてきたのは、Wi-Fi送信機と受信機の2台だけ。 これで「網目状のネットワーク」を構築できるのかは少し疑問だった。

セットアップ

プロバイダーから送られてきた送信機と受信機(親機と子機)をルーターに接続する。 親機と子機は区別がないらしく、片方をルーターに有線LANで接続し、もう片方を近くに置いてWi-Fiを受信させるだけ。 しばらくすると初期設定が完了する。

メッシュWi-Fi親機

あとは、自分の部屋(Wi-Fiの電波が繋がりづらい場所)の手前あたりに子機を配置すればセットアップは完了だ。

メッシュWi-Fi子機

結果

リビングから一番遠くてWi-Fiが繋がりづらい自分の部屋のマシンでテストしてみた結果になる。

まずは、メッシュWi-Fiなしでテストしたところ、下り250Mbps, 上り220Mbpsだった。 オンラインゲームをやったり長時間動画のアップロードをしたりしないので、普段使いとしては上々の速度だろう。

メッシュWi-Fi導入前のインターネット速度

メッシュWi-Fiで中継されたネットワークに繋げたところ、なんとネットワーク速度はやや悪くなった。 マンションなので他の住民の使用状況などの影響も受けているのかもしれない。

メッシュWi-Fi導入後のインターネット速度

ちなみにメッシュWi-Fiをつなげた状態でも、メッシュWi-Fi利用前と同様にルーターから直接出ているWi-Fiネットワークにつなぐこともできる。 試しにやってみたところ、さらにネットワーク速度は遅くなってしまった。 メッシュWi-Fiのせいだろうか?

メッシュWi-Fi導入後の元のネットワーク速度

おわりに

という訳で、メッシュWi-Fiを使わない場合が一番ネットワーク速度が速いという結果になってしまった。 子機の位置を多少変えて試しても見たが、あまり向上は見られなかった。 トライアルが終われば、メッシュWi-Fi親機と子機は返却するつもりだ。

ちなみに、SoftbankでメッシュWi-Fiをこのまま継続するとインターネット料金に800円上乗せされるらしい。 私のようなマンション暮らしの場合は、やはりWi-Fi中継機を買えば事足りそうだし、 経済的にもその方が賢い選択だろう。

築古リノベマンションを買った話

はじめに

前回、マンション購入について調べた内容の記事を投稿してから早や5カ月。 やっと今年の目標だったマイホームを購入することができた! 買ったのは中古マンションだ。

trycycler.hatenablog.com

事前にいろいろ調べていたとはいえ、 人生はじめての不動産の購入、はじめての住宅ローン申し込みだったので、 いくつか失敗も経験した。

今回の記事では、書籍では読み取れなかったそれらの苦労をまとめておく。

購入した物件

前回の記事で書いたように自分がざっと調べた限りでは、 値下がりしにくい中古マンションの条件は以下のようになる。

良物件の条件 結果 補足
利便性の良い土地 東京都心からはやや遠い
駅ちか
周辺環境 大きいスーパーはあるので、生活には困らなそう
築浅 × 築30年越え...
60㎡~*1 2LDKのときと比べてリビング以外の部屋は狭くなった
災害リスク ハザードマップによると洪水や土砂災害の心配は無さそう
修繕積立金(~7000万円以上)*2

しかし、近年の不動産価格の上昇で、これらの条件を全てクリアする物件はとても手が出せない。 そこでいろいろな物件を見ていく中で決めたのは「駅ちか」を優先することだった。 駅から離れた立地の家を買って車も所有する人は多いが、それはやめて駅から徒歩7分以内の物件に絞った。

一方で捨てた条件は「築浅物件」だ。 法改正の影響で2001年以降に完成した物件の方が住宅性能が高いらしい。

それでも今回の物件を選んだ理由は、フルリノベーション済みの物件だったからだ。 売主はリノベーション会社で、家具と証明、エアコンも付けて販売されていた。 おかげで購入後のリフォームや修繕はいっさい要らなかった。

しかし、これが約3カ月のあいだ自分を苦しめることになる。

住宅ローン

とても悩んだが、住宅ローンは変動金利にした。

金利のときに固定金利でローンを組むことで、その後の金利変動リスクをチャラにするというのが、 いわゆる財テクのセオリーだ。 Youtubeの不動産の専門家が言うように、 1%代の固定金利(フラット35)で住宅ローンを組めるのはこれが最後のチャンスかもしれない。

www.youtube.com

それでも変動金利を選んだのは、 この物件に35年住み続ける確信が持てなかったからだ。 30年越え(というより40年近い)の築年数と70㎡に満たない広さを考えると、 今後住み替える可能性を捨てきれなかった。

物件購入までの流れ

実際に物件を購入するまで大変だった理由は、 この売主が「売買契約から1カ月以内に物件を引き渡す」ことにこだわったからだ。

なぜ1カ月にこだわるのかというと、それが社内規定になっているらしい。 最初は「意味わからん!」と思ったが、 リノベ会社からすれば物件を保有している期間にトラブルが起こると、 修繕の責任は彼らにあるし、何より費用がかかった分だけ赤字になってしまうからだろう。

1カ月で契約から物件引き渡しまで行うのはそれほど珍しくないらしいが、 それを困難にしたのは、自分が海外旅行の予定を既に入れていたことと、 その1カ月の間にお盆休みがあったことだ。

trycycler.hatenablog.com

上の記事でも書いたが、このときキャンセル料がチケット代の100%かかる航空券を買ってしまっていた。 おまけにお盆休みは売主も不動産会社も休みになるので、 どうしても銀行との交渉打ち合わせが旅行期間中にぶつかってしまう状況だった。

ここから大変だったのは、担当の不動産営業からのプレッシャーだ。 彼らとしてはどうしても契約を締結させないと売り上げがたたないので、 「早くしないと他の人に取られてしまう」だったり、「旅行は諦めてもらうしかないですねー」なんてことを言ってきた。

この先ずっと住む家のためなら旅行の一つぐらい諦めるのが普通なのかもしれないが、 自分は頭にきて売買契約をキャンセルした! 不動産営業には「いくらなんでも売主側の都合に振り回され過ぎていませんか?」、「旅行代金の分だけ値引きしてくれるなら契約してもいいですよ」と苦言も呈してやった。

「築古物件にそこまで未練もないかー」と思っていたのもあるが、 相手のペースに飲まれそうになっていたので、ここでキャンセルしたのは割と英断だったと思っている。

  • 物件購入までの流れ
    • 目当ての物件を内見
    • 物件の仮売買契約
    • 契約をキャンセル
    • 他の買い手が現れず、再度契約できることになる
    • 住宅ローン手続き、旅行の準備、引越しの準備、etc
    • 海外旅行(旅行中に住宅ローンの金利を決める)
    • 帰国後、物件引き渡し

しかし、その後も担当の不動産営業が売主と交渉し、 旅行とぶつからない時期までに他の買い手が現れなければ、再度契約を検討することになった。 実際は購入を検討している客がいたらしいが、担当営業の交渉のおかげで再契約までの期限を短くしてもらえたこともあって、 結局、再度契約できることになった。

そのあとは、住宅ローンの審査資料の提出、旅行の準備、引越しの手続き、溜まっていた仕事の片付けと目まぐるしい日々を過ごし、 なんとか旅行に行くことができた。

今回の教訓その1は、キャンセルできない航空券やホテル予約をしないこと。 その2は、不動産の売買契約をしたら、購入するまで大きな予定を入れないことだ。

実際に購入して分かったこと

ここからはほとんど愚痴になるが、 事前に調べていたときには分からなかった物件購入の際の不満点を書いていく。

住宅ローン特約は意味をなさず?

住宅ローン特約とは、住宅ローン審査が通らなかったとき、 売買契約を解除して、契約時に支払った前金を払い戻してもらえる特約だ。 以前に読んだ、『住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本』でも契約時にこの住宅ローン特約を確認することが念押しされている。

今回の契約でも住宅ローン特約はついていたのだが、 今回の経験を通して、自分の中ではこの特約の存在意義は疑わしいものになった。

売買契約時に、この特約では住宅ローンを組む銀行を一つ指定することになるのだが、 審査が下りる可能性が低い銀行を指定すると、売主側が契約にゴーサインを出さないと言い出したのだ。

住宅ローン特約は買い手側にとって有利な制度だ。 そのため、売主側はリスクのある契約なら破棄できるのだ。

後述するが、自分は過去の病歴のために一般団信は通らない可能性があった。 当初からそれは覚悟していたが、それで一般団信で審査を出した銀行だと契約を断られるとは思ってもいなかった。 稀なケースかもしれないが、これでは住宅ローン特約のために買い手にとって不利な住宅ローンを組まざるを得ないように思える。

また、売買契約時に支払うのは売主への前金だけではない。 不動産会社にもよるのかもしれないが、不動産会社への仲介手数料の一部も支払うことになる。 そして、この手数料は住宅ローン特約の対象外なのだ。

仲介手数料は「物件の購入価格(税抜)×3%+6万円」となっていて、契約時にはその半額を支払った。 売主への前金ほどではないが、それなりに高額な支払いだ。

仮に住宅ローン審査が通らず特約が実行されれば、 この手数料分は返ってこないことになる。

結局のところ、特約によって最悪の事態は回避できるとはいえ、大きな損失が出ることには変わりない。 売買契約をした時点で、何がなんでも物件の購入まで走り切るしかないのだ。

団信申請に医師の診断書は必要ない

既に書いたとおり、自分は過去の病歴のために一般団信が通らない可能性があった。 そして案の定、いくつかの銀行(団信を提供する保険会社)からは団信の審査に医師の診断書を求められた。

これもケースバイケースかもしれないが、団信の審査に医師の診断書は必要ない。 なぜなら、医療機関側と保険会社側でどのような情報が必要かの共通認識などないからだ。

ある保険会社からは、「これまでの全ての検査結果を出してほしい」と極端な指示をされたが、 これを病院側に伝えたところ、「検査結果を出すことはしない!」と拒否された。

また、かかりつけの病院ではなくとも、こういうケースのために一般業務として診断書作成を引き受けてくれる医療機関もある。 そういう病院に頼んでみたこともあったが、はっきり言って「ちゃんと人の話、聞いてます?」と言いたくなるようなやる気のない対応だった。 結局、団信の審査で問題になるような病気については、主治医でもない限り、病状を詳しく書くことなんてできないのだ。

この診断書の作成は1万円ほどかかる。 そもそもそれだけお金をかけて作ったとしても、 それを受け取る保険会社側に、それを見て何かを判断する医学知識があるとも思えない。

結局、当初の懸念とは裏腹に、とある銀行で自己申告だけで一般団信を通すことができた。 あくまで個人的な意見として、団信の審査で提出するものは、せいぜい人間ドックや健康診断の結果で十分だと思う。 それ以上のものを要求してくる銀行は、よほどの好条件ではない限りこちらから願い下げだ。

いちいち電話をかけるのをやめてほしい

しょーもない話なのだが、今回のマイホーム購入に際して、 人生で初めて携帯電話の使用料金が1万円を超えた。 主な理由は、担当の不動産営業がやたらと電話をかけてきたからだ。

なんでこの手の営業はやたらと電話で連絡を取りたがるのだろう? なぜメールを使わない?? 過去に転職エージェントを使って転職に臨んだ際も、仕事中にやたらと電話がかかってきて不快な思いをした。

今回も「緊急でお話したいことが、...」「文面ではなく口頭で確認を取りたかったので、...」というのが建前だ。 とはいえ、こちらも仕事中で出られないことも多々ある。 それで折り返し電話をしていたら、気づけば電話料金が跳ね上がっていた。

仕事中に仕事以外の要件で電話がかかってきたら、 こちらは席を立って、別室に移動して、...といろいろ面倒なのだ。 最近では企業側だって、問い合わせ先に電話番号を載せないケースが珍しくなくなってきた。 メールという非同期のコミュニケーション手段がある今、時間を拘束される電話はナンセンスだ。 営業さんたちにはそれを分かってほしい。

印鑑証明って必要?

「印鑑登録」って世の中的には当たり前な制度なのかもしれないが、 これまで「ローンを組む」経験がなかった自分にとっては異様にしか見えなかった。 まさか、令和の時代に印鑑を役所に登録して、証明書を発行する制度があるなんて思いもよらなかった。 いったいこんなことにどれだけ税金を使っているのだろうと思い、つくづく呆れてしまった。

このようなカードまでもらえる。マイナンバーカードでコンビニから印鑑登録証明書を印刷できるので、未来永劫使うことはないだろう...

ChatGPTにこの「印鑑登録」と「印鑑証明」がなぜ必要かについて聞くと以下のような答えが返ってきた。

住宅ローンにおける実印登録と印鑑証明書の仕組みが必要な理由は、主に以下の通りです:

## 本人確認と意思確認
**確実な本人特定**
- 実印は市区町村に登録された唯一無二の印鑑で、本人以外は使用できない
- 印鑑証明書により、その実印が確実に本人のものであることを公的に証明

**真意の確認**
- 住宅ローンは数千万円という巨額の契約
- 実印を押すという行為により、本人が十分に理解して契約に臨んでいることを確認

## 法的効力の担保
**契約の有効性**
- 不動産登記や金銭消費貸借契約など、重要な法的手続きで実印が必要
- 後々の紛争を防ぐため、契約書類の法的効力を明確にする

**第三者対抗力**
- 不動産の所有権移転登記には実印による委任状が必要
- 登記により第三者に対しても所有権を主張できる

## リスク管理
**なりすまし防止**
- 他人による偽造契約や詐欺を防ぐ
- 家族や関係者による無断契約も防止

**銀行のリスク回避**
- 後で「契約していない」「知らなかった」と言われるリスクを軽減
- 法的に有効な契約であることを担保

この仕組みは日本独特のもので、デジタル化の流れで簡素化も検討されていますが、現在でも重要な本人確認手段として機能しています。

マイナンバーカードがあるのに、これが必要な理由が分からない。 おまけに腹ただしいのが、銀行から印鑑登録証明書の原本を求められること。 本当に印鑑自体に何かを証明する機能があるなら、証明書なんて必要ない。 印鑑を押せばすれで済むはずだ。

印鑑証明以外にも、住民票、納税証明書(複数年分)も原本を求められ、発行するたびにお金がかかる。 銀行と国がタッグを組んで、少しでも消費者からお金を取ろうとしている姿勢が透けて見えるようだった。

おわりに

実際に、住宅ローン詐欺のようなものはあるのかもしれないし、 ウン千万ものお金を借りるのに二重三重の手続きがあるのは仕方ないかもしれないが、

「どうせウン千万の買い物をするなら、追加で数百円、いや数千円、いやいや数万円、いやいやいや数十万円ぐらい払ってくれてもいいですよね?」

という雰囲気がどうにも鼻につく購入体験だった。 そして、こちらにカジュアルに出費を迫るくせに、自分達では絶対にその金額を負担しないのだ。

ただし、今後の金利の変動によっては、支払う返済金が数百万円単位で変わってくるので、 そう考えると、ここで書いた内容は些末なことなのかもしれない。 これまで賃貸に住み続けることに不安を感じていたが、 結局それが住宅ローンに置き換わって、別の心配事にとって代わられただけという感覚もある。

また、10年経てばこの住まいは築50年近くになるわけで、 もし仮に住み替えたくなった時に上手く売却できるのかも不安要素だ。

そう考えると、住宅ローンなんて組まずに、 空き家かなにかを安く購入して、リフォームして住むのが庶民にとって一番良い方法なのかもしれない。

*1:『マンションを買うなら60㎡にしなさい』の後藤一仁氏によると、少子化核家族化が進む日本では70㎡より60㎡のマンションの方が資産価値が見込めるとのこと

*2:金利が上がっても、住宅ローンは変動で借りなさい』の塩澤崇氏によると、修繕積立金が7000万円以上積みあがっている中古マンションがおすすめ

2025年夏のロンドン旅行

はじめに

コロナ以降で久々にプライベートで海外旅行をしてきた。 前々からギリシャに行ってみたかったのだが、南欧は猛暑に見舞われているらしい。 そこでまだ行ったことのないイギリスに行ってみることにした。

旅程

期間は7月最終週のちょうど7日間。 Webでロンドンの観光スポットをピックアップしておいて、 あとはGeminiにいい感じにアレンジしてもらった。

日付 予定
7/26(土) 渡航(羽田 → ロンドン ヒースロー空港)
7/27(日) テムズ川沿いを散策(ハイドパーク、バッキンガム宮殿、ウェストミンスター寺院、ビッグベン、サウスバンクセンター)
7/28(月) ストーンヘンジ観光
7/29(火) 大英博物館キングスクロス
7/30(水) ソーホーを観光、土産購入
7/31(木) 渡航(ヒースロー → 羽田)
8/1(金) 帰国

渡航

今回、渡航に使った航空会社はBritish Airways

ロシアとウクライナイスラエル周辺諸国の情勢不安がある中でどういう空路で飛ぶのかと懸念していたが、 アメリカ大陸の北側、シベリア上空を通る空路で何事もなくイギリスへ到着できた。

飛行時間は13時間超でこれがなかなかキツい。その中で機内食が出たのは2回。 最初と最後の2時間ぐらいだけ機内の明かりがついていて、その間に食事が出た。 あとはずっと消灯状態。飯を食べたら、あとは寝てろってことなのか?

帰国便の空路

帰りの便は、黒海カスピ海を抜けて中国上空を横断するルート。 たまたま、先頭の席で足元が広かったので、長時間フライトのストレスは少しはマシだった。

ロンドンの環境

治安

行きの飛行機でロンドンでテロが起こる映画を見てしまった(縁起でもない...)のだが、 それとは打って変わって街の雰囲気は平和できれいだった。 用心はしていたが、スリに狙われるようなこともなかった。

自分が滞在したのはHammersmithというエリア。 この時期は夜8〜9時ぐらいまで明るいし、夜中でも一人で歩いている女性が普通にいるぐらいだった。 しかし、頻繁にけたたましいサイレン(おもちゃのビーム銃みたいな音がする)を鳴らして、 パトカーと救急車が走っているので、そうでもないのかも...

気候

気温は7月末でも25℃程度。曇天で日が出ないと20℃を下回ることもあった。 猛暑の日本でどんな服装がいいかと悩んでいたが、天気の良い日は半袖Tシャツでも気持ちよく過ごせる。 天気が悪い日だと長袖のYシャツがちょうどいいぐらいだ。 肌寒くなってきときのために薄手のパーカーがあれば十分といった感じだった。

ロンドンは天気が変わりやすいとか、よく雨が降るとか聞いていたが、 旅行中はほとんど雨に降られなかった。 最終日こそ雨に降られたが、それ以外は曇りの日が多かった。

物価

2025年7月末の為替で1ポンドが200円ぐらいなので、ちょうど日本の2倍だ!

おそらく現地の人からすると1000円ぐらいの感覚?でちょっとしたお土産や食べものなら10ポンドぐらいで売られていた。 日本円に換算するとこれが2000円になるので洒落にならない。

これで5000円オーバー。うちの近所のハンバーガー屋の方が安くておいしい。

高級店ではない普通のレストランで食事しても5000円は超えてしまった。 安く食べられる食事でお勧めなのが、サラダボールやライスボールといった弁当だ。 栄養バランスが良さそうで、尚且つ10ポンドぐらいで購入できたので、何度かこれで食事を済ませた。

観光

テムズ川沿いを散策

ロンドン観光で気を付けないといけないのは事前に予約していかなければならない場所が多いこと。 最初に訪れたバッキンガム宮殿もその一つだった。

バッキンガム宮殿の前で衛兵交代式を待つ人達

中は美術館そのもので、写真撮影は禁止になっている。 ロイヤルファミリーがここまでお金をかけて美術品を収集してるというのは、日本人の感覚ではちょっと理解し難いような気もした。

そこから地下鉄でウェストミンスターへ移動。 駅から出るといの一番にビッグベンが目に留まる。

近くで見るとイメージよりも金ぴかのビッグベン

さすがロンドンで一番有名な建物なので、ここは観光客で最も混雑していた。

ウェストミンスター・ブリッジから撮影

本当はウェストミンスター寺院も見てみたかったが、あいにく日曜日は休館していた。

ウェストミンスター寺院

そこからウェストミンスター・ブリッジを渡り、ロンドンアイを横目にサウスバンク・センターへ。 さらに、Hugerford Bridgeを渡り、コヴェント・ガーデンを観光。

コヴェント・ガーデン

本当は自転車で移動できればよかったのだけれど、このときスマホにLimeアプリを入れておらず、 さらに歩き続けて最後はセントポール大聖堂に到着。

大通りの真ん中にドラゴンの像

たまたま、礼拝中に観光客にも無料開放していたので、 大聖堂のイスに座って一休みさせてもらった。

セントポール大聖堂

ストーンヘンジ&オックスフォード

ロンドンから少し遠出してストーンヘンジまで行ってみた。 ストーンヘンジへは高速鉄道とバスで行くこともできるが、それほど料金も変わらなかったので、 オックスフォードも加えたバスツアーに参加することにした。

ストーンヘンジの周りの牧草地帯もまるで絵画の中のように美しい。

そこから1時間ほどバスで移動して、オックスフォードへ。

街中は学生と観光客で思った以上に混雑していた。

これが大学のキャンパスというのだから驚かされる。 キャンパスというより中世の城か要塞といったところだろう。 いったい維持費にどれぐらいかかっているのだろうか。

キャンパス内に教会もある。ヨーロッパではおなじみだが教会の建物は凄く立派。

ツアーでも紹介されたが、ハリーポッターホグワーツ校の食堂はここで撮影されたとのこと。 あとで知ったが中に入れたらしい...。

ホグワーツの食堂として使われた建物

大英博物館

大英博物館は予約こそ必要だが、入場料は無料だ。

大英博物館

予想はしていたが、見て回り切れないぐらいの物凄い数の展示物が並んでいた。 一日中いれるように、館内とこどころにカフェが営業している。

特に最初の方で目を引くのがエジプトやイラク由来の展示物。

何年にどこどこの探検家が発見って書いてるが、これって要するに略奪してきたものだよね...。 それを堂々と展示していると思うと、大英帝国時代のプライドみたいなものを感じてしまった。

ハリーポッターゆかりの地

ロンドン市内のハリーポッターゆかりの地と言えば、キングスクロス駅だ。

キングスクロス

クラシックな見た目とは裏腹に中身は近代的だった。

1から8番線とは別に9、10番線が奥の方にある(おそらく後から追加されたのだろう)。 そこまで行くと、9と3/4番線のハリーポッターショップに人だかりができているのが見えてくる。

人だかりに隠れて最初は気づかなかったが、この店のすぐ隣に映画でハリー達が通り抜けていく壁があって、そこが正真正銘の9と3/4番線(の入り口)だった。 壁には通り抜け途中の荷物カートがぶっ刺さっている(笑)。 人だかりはそこで写真撮影をするための行列だった。

店内はハリーポッターの世界観を表現したグッズストアといった感じだ。 オックスフォードでもそうだったけど、なぜかドビーが大人気だ。

Platform 9 3/4の店内

ちなみに、キングスクロス駅のすぐ隣にはさらに大きくて立派な建物があり、何かと思って覗いてみたところ、これも駅だった! 東京駅並みの駅や建物がいくつもあるので、街を歩いているだけでそれなりの観光になる。

セント・パンクラス

個人的にはハリーポッター関連のお店では、House of MINALIMAの方が良かった。 こちらはハリーポッターやファンタスティックビーストの美術担当者が作ったギャラリーということらしい。 場所もソーホー地区という別のエリアになる。

中身は同じようなグッズストアだが、ギャラリーというだけあって内装がおしゃれだ。 9と3/4番線ほど混雑していないのも良かった。

House of MINALIMAの店内

ソーホー

ソーホーは日本でいうと銀座にあたるような地域だ。 高級ブランドショップなどが店を連ねている。

悲しいかな、ブランド品を買っていけるほどお金はないが、 リージェント・ストリートに沿ってデザインが統一された建物がずっと続いているのは見ごたえがあった。

リージェント・ストリート

お土産を買うのに立ち寄ったのはFortnum & Masonとい百貨店。なんと18世紀から営業しているらしい!

Fortnum&Masonの店内

旅行での気づき

イギリスの食事はまずい?

イギリス料理の評判は昔から聞いていたが、初めて食べてみて理由がよく分かった。 味付けけがほとんどされてないのだ。

イギリス料理で定番のフィッシュアンドチップス

たいてい、ケチャップとマヨネーズ、塩、胡椒がテーブルにあって、味付けが欲しければ自分でやれということらしい。

味付けがないことで逆に美味しかったのがパン。 日本で食べるクロワッサンなどは、油と砂糖でぎっとりしている印象があるが、 ロンドンで食べたものはさっぱりしていて、それが返って美味しく感じられた。

文化や芸術へのリスペクトが厚い

海外旅行で書店を覘くのが好きなのだが、イギリスの書店は内装、書籍数ともに群を抜いて立派だった。 書店と図書館を足して2で割った感じだ。

オックスフォードのBlackwell's Bookshop

書店内に撮影スポットがあるのも珍しい。

ソーホーで立ち寄った書店

ちょうどこのとき店頭に並んでいたのが、『不思議の国のアリス』の続編。 『不思議の国のアリス』の著者はオックスフォード大学の出身とのことで、大学出身の著名人として引き合いにだされてもいた。

Alice with a Why

アリスのひ孫が不思議の国に迷い込むというストーリーらしい。 今でもこの童話が愛され、続編まで作られていることも驚きだが、このパッケージのデザイン、ハリーポッターのそれと通じるものがないだろうか。 どちらも魔法が出てくるという共通点もあるが、こういうところにイギリス人の感性や美的感覚みたいなものが見て取れる。

反省

全体として上手く運んだ旅行だったが、いくつか反省点もあった。

キャンセルできない航空券を買ってはいけない

一番大きなミスは、キャンセル不可能な航空券を買ってしまったこと。 正確にはキャンセルはできるが、キャンセル料がチケット代の100%かかってしまう航空券だ。 最近は、値段が安い代わりに、こういうデメリットがある航空券が増えているらしい。

別の記事でも書こうと思っているが、このときは別件でやらなければいけない要件があり、 旅行の準備との同時進行でめちゃくちゃ忙しかった。 正直、今回の旅行はその別件を優先してキャンセルすべきだったと思っている。

キャンセルしたかったもう一つの理由は、帰国日をあと1日後ろにずらせば、航空券代が3万円ほど安くなったからだ。 宿泊代を考慮しても旅費全体としてはその方が安上がりだっただろう。

ただし、帰国後に時差ボケから回復するのにそれなりに時間がかかったし、ロンドンでの最終日は雨天だった。 おまけにこの旅行のために買ったeSIMも最終日の1日前にデータ容量を使いきってしまったため、旅程に関してはこれで良かったとも思っている。

オイスターカードのデポジットを回収できず

ロンドンは地下鉄網が発達しているので、旅行にはオイスターカードが欠かせない。 オイスターカードは日本でいうところのPasmoSuicaと同じで、チャージ式で使いまわせる鉄道チケットだ。

https://locotabi.jp/london/guide/tp-sp-traffic_oystercard#4.+%E6%89%95%E3%81%84%E6%88%BB%E3%81%97%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8Blocotabi.jp

オイスターカードを購入時にデポジットとして5ポンド支払うことになる。 旅行最終日に返却すればデポジットは返ってくるはずだったのだが...

自分の出発ターミナルはヒースロー空港のターミナル5だったが、 なんとターミナル5では返却ができなかった。 返却ができるのはターミナル2か3とのことだ。

しかし、帰国便の搭乗時間が迫っているのに、他のターミナルに行っている余裕はない。 そもそもターミナル間の移動は鉄道なので、他のターミナルに行ってオイスターカードを返してしまうと、ターミナル5に戻ってこれなくなってしまう。

結局、オイスターカードを返却せずに帰国した。

無料で見れる施設や観光スポットもある

物価高に加えてなんでもお金がかかるロンドン観光だが、お金がかからない施設も見て回れたのは今回の旅行で良かったところだ。

大英博物館は入場料は無料だが、音声ガイダンスのスマホアプリに課金が必要だった。 しかし、実際は展示物が多すぎて一つ一つの展示品についてじっくりガイダンスを聞いている余裕はなかった。

おわりに

イギリスの物価高を引き起こした最大の要因はブレクジットらしい。 ブレクジット前に来るんだったなー。

左アクセルの車を買った話

はじめに

実は、学生の時に自動車免許を取って以来、一度も運転をしていない筋金入りのペーパードライバーだったが、 このたび自動車を買うことにした。

訳あってこれまで自分は右アクセルの自動車を運転したことがない。 運転免許取得時は、左アクセル装置をつけた車両を使って講習を受けていた。

ずっとペーパードライバーだったのはこれが理由だ。 左アクセル装置の取り付けは、専門業者に依頼するしかなく、当時調べたときは装置代を含めて10万円前後だったと記憶している。 学生にとっては高額な買い物だった。 レンタカーも当然右アクセルなので運転できない。 さらに社会人になってからは都内で暮していたこともあって、自動車を運転できなくても移動に困ることもなく、今日まできてしまった。

そこから心境が変わったのは、家庭を持ったことがきっかけだ。 正直、諸々のコストを考えると自動車を所有したいとは思わないが、旅行の際にレンタカーを使えるぐらいにはなりたい。

いろいろ調べて、右足に難があっても左アクセル装置なしで運転している人がいることも知った。

ameblo.jp

このように左足で右アクセルを操作している人の話は以前にも聞いたことがあったが、 右足が不自由になる前から自動車の運転を経験していて慣れているからできているのだろうと思っていた。 何はともあれ不可能ではないということだ。

そこで、あくまで練習用に安い中古車を買って、 まずは左アクセルで練習し、 最終的には右アクセルでの運転に移行していこうと考えた。

左アクセル装置を選ぶ

まず必要だったのは左アクセル装置の取り付けを行っている専門業者にコンタクトを取ることだ。 以下の記事にいい感じにまとまっていて、自分は都内近郊からアクセス可能な2社に問い合わせてみた。

task-rentacar.com

業者に問い合わせるとまず聞かれるのが、「車種は決まっていますか?」だ。

なので、次の章の「自動車を選ぶ」のを先にしてもいいのだが、一つ問題がある。 車種によっては装置を付けられないことがあるのだ。 よって購入したい車種の目ぼしをつけつつ、業者にコンタクトを取って、装置を取り付け可能か確認する必要がある。

加えて、どの左アクセル装置のモデルにするかを決める必要がある。 モデルによっては、通常の右アクセルの状態に切替ができなかったり、既存部品を切断するなどの不可逆な改造が必要になるため注意が必要だ。 モデルは各業者さんのホームページから確認ができる。

自分の場合は、教習所で使っていたのが「オルガン式」という床に設置するタイプのモデルで、折りたたんで通常の右アクセルに戻せるものだったので、 特に迷うことなく同じものを選んだ。

オルガン式の左アクセル装置(折りたたんだ状態)

自動車を選ぶ

安く済ませるつもりだったので、初めから購入する車両は軽自動車に決めていた。

しかしまたしてもここで問題が生じた。 パーキングブレーキが足踏み式の場合、左アクセル装置の取り付けの際にパーキングブレーキの切断が必要になるというのだ。

あくまで練習用でいつかは売却することも考えていたので、そのような不可逆な改造は避けなくてはならない。 そこで、いっきに選択できる車種が限られることになった。

グーネットなどの中古車サイトでも、パーキングブレーキの種類でフィルタリングするような機能は提供していない。 そこでChatGPTにパーキングブレーキが足踏み式でない車種をリストアップしてもらった。

以下は、古い型の軽自動車で、足踏み式ではないパーキングブレーキを採用している車種のリストです:

  1. マツダ キャロル - レバー式パーキングブレーキ
  2. マツダ ロードスター - レバー式パーキングブレーキ
  3. マツダ2 - レバー式パーキングブレーキ
  4. ホンダ N-BOX(2023年度モデル以降) - 電子パーキングブレーキ
  5. ダイハツ タフト - 電子パーキングブレーキ
  6. 日産 デイズ - 電子パーキングブレーキ
  7. 三菱 eK - 電子パーキングブレーキ
  8. ホンダ N-WGN - 電子パーキングブレーキ

注意点として、一部の車種では、グレードによってパーキングブレーキのタイプが異なる場合があります。

新しい車種は電子ブレーキになっているらしい。 それだと高くつくので、結局、マツダ・キャロルを買うことにした。

https://autos-pctr.c.yimg.jp/E8AMlYWU4zGKe4isosZ0gRg5uPQE6zaumgnAYq9xW5pZjFjGWDETY1eKGOmlcqXj85I6fwxjBLWIqkSm4NHuXLEAhOGkehmk5AobNn_QL1pComZBrOgqHQiaLRtYdnvuHSoht-fTKzJI644tC6V_5-bNU78u1fR7lQaJakytnIA34pkx1d0kGbC0xBRx-YjhUpnT3GqB6no9OZpvL_24_7m24TDyrSmT4-E0hteD9DOIqcH1w4Wwf_UMhsCPDpb3

パーキングブレーキは昔ながらのレバー式(運転席と助手席の間にある)

ちなみに、発注の際は自分で左アクセル装置の取り付け業者に問い合わせる必要はなかった。 いくつか中古車ディーラーを見て回ったが、自分が見た限りではほとんどのディーラーがそういった福祉車両の発注を経験していて、 ディーラー経由で専門業者に発注してもらえた。

そのため、最終的な請求書は車の代金と装置の取り付け代金を合わせたものが作られる。 こちらで専門業者に車を持っていく必要はなく、装置が取り付けられた状態で車両が納品された。

費用は車両が40万円、左アクセル装置が11万円、その他諸経費を含め全部で60万円の買い物になった。

自動車保険を選ぶ

車を買うのも初めてだったので、自動車保険の加入も当然初めてだ。 いくつもある保険商品と各種オプションから自分に合ったものを選ぶのに苦労した。

注意が必要なのは、保険商品によっては改造車を保険対象としておらず、 左アクセル装置をつけた「福祉車両」も改造車と見なされる点だ。

www.zurich.co.jp

結論から言うと、自分はチューリッヒの保険を選んだのだが、 チューリッヒ自動車保険でも「ネット専用保険」は福祉車両を改造車と見なし、保険対象外としている。

ちなみに、福祉車両の場合、車のナンバーは8ナンバーになり、改造車だと車検証の型式に「改」の字が入るらしいが、 自分の受け取った車検証は5ナンバーのままで、「改」の字も入っていなかった。 それをどう見るかは保険会社や保険商品によりけりなので、ちゃんと問い合わせて確認することをお勧めする。

自動車に関わる補助について

最後に福祉車両への改造や購入に伴う補助についても書いておく。 条件が厳しくて自分はほとんど利用できていないが、これも購入にあたって調査が必要だったことの一つだ。

具体的には、車両の所有者が障害者手帳を持っていることと障害の等級に応じて、自治体ごとに補助の制度が決まっている。

  • 改造費用の助成
  • 軽自動車税の減免
  • 自動車燃料券の交付

軽自動車税自治体ではなく、軽自動車検査協会の管轄になる。 減免措置を受けるには申請が必要だ。 今回は軽自動車についてしか調べていないが、普通乗用車についても何かしらの減免措置があるかもしれない。

また、自動車燃料券は車検証と手帳を役所の窓口に持っていけば交付してくれる自治体があるが、 自治体と契約しているガソリンスタンド(基本的にその自治体のエリア内)でしか利用できないなどの制約もある。

おわりに

この記事を読んで、「自動車教習所でペーパードライバー講習を受ければいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれない。 実際に、近くの教習所に問い合わせてみたところ、 「左アクセルでの講習を受けることはできるが、左足で右アクセルを操作するような行為は安全面からどこの教習所でも許可されないだろう」との回答だった。 自分は10年以上ペーパードライバーであり続けてしまった前科もあるので、思い切って車両を購入するに至ったわけだ。

左アクセルの車両の買い方やそれにまつわる手続きなどについて、まとめられているサイトがほとんどないので、 購入にいたるまでそれなりに苦労した。 かなりニッチだとは思うが、この記事が誰かの役に立てれば何よりだ。