LIFE Cook

人生を豊かにするために(料理ブログではありません)

「投資バカの思考法」を読みました

ZOZOスーツで寸法して頼んだ2Bスーツが届きました。 巷で噂されてた通り、 サイズは合ってませんでした。 でも、Yシャツはかなりぴったりだったので、 どちらかというと、ZOZOスーツの精度よりも、 ZOZOTOWN側がビジネススーツを作るノウハウを持っていないのではないかと思っています。 サイズ修正のオーダーを出したので、 どういう仕上がりになるのか楽しみです!

今回読んだ本は「投資バカの思考法」です。 著者はレオス・キャピタルワークス(株)創業者の藤野英人さんです。 レオスと言えば、アクティブファンド系の投資信託の中で圧倒的な運用成績を出し、 話題になった投資信託会社です。 アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないという通説がある中、 ひふみ投信はインデックスを突き放し、圧勝してきたという背景があります。 ですが、2018年の運用成績はあまり奮っていない様子。

siegeljiro.com

本の内容としては、 著者の投資ポリシーについて語ったものです。 印象深かったものは以下の2つです。

  • 誰でも(どんな投資家でも)主観に従って行動している

  • 著者は企業の経営者と直接会って、投資判断をしている

"投資判断に主観は禁物"というのはよく聞く話ですが、 誰でも主観に従っているのだから、 自分の信じる主観に従うことを良しとするのは一応、理には適っているようにも聞こえます。

主観とまでは言わなくても、 投資家の間に通じるセオリーみたいなものは存在すると思っています。

例えば、為替を見ていると、 世界経済のリスクが高まるとなぜか円が高騰しますね。 記憶に新しいところだと、 北朝鮮アメリカの緊張が高まったときがそうでした。 もし北朝鮮アメリカが戦争をしていたら、 隣国の日本にも被害が出る可能性が高いのですから、 この投資判断は如何なものかと思われます。 円が安全資産と見なされる理由はいくつかあるにしろ、 「世界経済のリスク = 円が買い」というのは、 ある意味、投資家間で通じる一種の主観なのかもしれません。

2つめは、企業の経営者と直接会って、 その人の経営に対する姿勢を見て、 投資判断をしているということですが、 シリコンバレーベンチャーキャピタリストみたいなことをやっているということですかね。

以前、Y-combinatorについての本を読んだことがあります。 Y-combinatorの場合は、 ベンチャーの方からY-combinatorの主催する資金調達コンペに集まってくる訳ですが、 レオス・キャピタルワークスの場合は、 自分たちから企業側に会いに行かなければならないので、 効率が悪そうには思いました。 あくまで字面からそう思っただけなので、 実際どうだかは分かりかねますが。。

何にしても、 一般ピープルの自分なんぞには真似はできませんね。

少し話が逸れますが、 以前に トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」 を読んだこともありますが、 投資で儲けるためには、 儲けるための情報をいち早く手に入れなければならないそうです。 雑誌やインターネットなどで手に入る情報は既に何人かの人を介したものなので、 それではダメなんだとか。。。 投資家どうしのコミュニティ?に属すれば、 そういう情報も手に入るとのことです。

あくまでサラリーマンの片手間に投資で稼ごうとしている個人投資家の立場での意見ですが、 特別な情報がないと投資で勝てないという点では、 レオス・キャピタルワークスの場合もこれと似てるような気がします。

そんな情報、一般人、ましてや日々忙しいサラリーマンじゃ手に入る訳ないですし、 下手したらそれ自体インサイダー情報に等しいように思われます。 エンジニアとして日々勉強している自分からすると、 そこまで投資にのめり込む時間もないです。 なので、やはり投資信託インデックス投資してコツコツやっていくのが、 一番確実なのではと思った次第です。

最後に、私のこの本のおすすめ度は ★★☆☆☆ です。

投資バカの思考法