最近、メガネを買いました。
購入理由の一つが、
普段使ってるメガネがいまいち似合ってないなぁと感じるようになったから。
メガネは常に顔に着けるものだけあって、
結構気になるものです。
しかし、店頭でメガネを選ぶとき、
度が入ってない状態で試着するので、
かけたときの雰囲気を捉えずらいのが難点です。
そこで、巷で流行ってるAR技術でメガネ試着シミュレータを作り、
起業できないか、と前々から考えていたりします。
そんな訳で今回は起業、独立に関する本を読みました。
ただし、この本のテーマは起業ではなく個人によるM&Aです。
日本には410万社以上の会社があり、大企業と呼ばれるものはほんの0.3%程度です。
大部分は中小企業であり、 中には業績が良い会社もたくさんあるのだとか。 そういった中小企業を個人でM&Aすることで、 資本家になるという方法が提案されています。
内容自体は非常に説得力があります。 著者はベンチャーキャピタリストの経験もある方で、 具体的な数値とそれに基づく提案にはさすがと思いました。 また私自身、割と大きな企業で働いている身なので、 大企業で働く経験が世間ではいかに貴重かということ、 中小企業の現状、 ベンチャー企業を立ち上げるリスクなど、 新しい発見がありました。
ただし、ちょっと引っかかったのは、 ここに書いてあるM&Aを行う個人は、 大企業の幹部やマネージャークラスの人を想定していることです。 そういった熟練ビジネスマンが、 これまでの経験を活かして中小企業をマネージメントすることで、 大きな利益を得るチャンスになるのだと。
私が起業や独立に興味を持ちだした理由は、 私自身が会社で出世するタイプじゃないだろうなぁと思ったからです。 そんなに偉くなるまでは待てないだろうなというのが正直なところです。 (ただし、若造がいきなり会社のオーナーになったら、 買収された会社の従業員達から反発が起こるのも予想できるので、 それぐらいの実績と貫禄は必要なのかもしれません(;゚Д゚))
また、たとえビジネス基盤が既ある中小企業とはいえ、 会社を切り盛りするとなると様々な苦労やリスクがあると思います。 しかし、そのあたりの説明がやや楽観的な記述になっていて、 自分自身にどう当てはめればいいかを考えさせられました。
そんな私の不安を吹き飛ばすような記事も最近出ていましたので、 ここで紹介しておきます。
この本を読んで一つ勉強になったことは、 こういった会社を売却したいオーナーと会社をM&Aしたい個人をマッチングするビジネスが 盛り上がってきていることです。 書籍内で取り上げられていたのは、 M&Aキャピタルパートナーズや日本M&Aセンター、ストライクといった会社です。
ひと昔前は会社の売却情報はトップシークレットだったそうですが、 今はこれらの会社のサービスに登録することで、 情報を収集できるのですね!
今を時めくユニクロも 元は山口県の小さな洋服店でした。 そう考えると、個人M&Aには大きなチャンスが転がっているかもしれません。
最後に、私のこの本のおすすめ度は ★★★☆☆ です。